751353dfeeea1c7e210bd17a82a78ed3_s


お坊さんは、職業別平均寿命ランキングの第1位なんですね。
2位が弁護士、3位が歌人、4位が政治家(!?)、5位が医師。


ランキングを見ると、お坊さんが一番規則正しい生活をしているようです。そもそも、そういう規律正しい生活をすることがお坊さんの仕事の一部とも言えるのかもしれません。


今回は、そんなお坊さんの生活を追いながら、どこに健康のポイントがあるのか、見ていきたいと思います。


こちらにも関連記事があります。
作務とは掃除のこと 環境だけでなく心もきれいにする、ってどういうこと?


 スポンサードリンク

ポイント1:読経が脳に及ぼす影響とは?

禅寺の修行僧は、起床が4時前で、それからは怒涛のような過密なスケジュールがびっしり!
その日常生活のスケジュールの中で、一番目の健康ポイントとして、「読経」が上げられています。
「読経」とは、お経を読み上げることですね。


「読経」をすることによって、メンタルヘルスの問題では、うつ病や睡眠によい影響があることは研究で証明されています。ストレスによって高血圧や糖尿病になることの予防効果が期待できるからです。


読経しているときの脳波を調べると、読経前はほとんど変化しなかった脳波が、読経を始めると大きく変わります。それは、読経中に「α2」という特別な脳波が出てくるからです。


この脳波は、脳の中のセロトニンという物質が分泌された結果出てくることが科学では説明できるんですね。


ちなみに「セロトニン」とは、人間の心を癒し、平常心をもたらす脳内物質のこと。
何故セロトニンが読経することで分泌されるかというと、そのカギは「読経のリズム」にあるということなのです。


読経のリズミカルな発声が、脳内のセロトニンを分泌するのです。
日常の中でセロトニンを高める方法としては、ガムをかむ、カラオケを歌う、などがあります。

ポイント2:座禅が肩こりを改善させる!?

座禅が肩こりを改善させる、なんて、ちょっとびっくりしますよね。
でも、実際、座禅の前後で肩こりを数値で確認すると、明らかに座禅の後の方が数値が低くなっているのです。


不思議ですが、ちゃんと理由があります。
普段、猫背になって悪い姿勢とを取っていると、身体が安定しません。その姿勢を保つために肩周りに力が入っているんですね。


座禅を組んで、身体の芯にしっかり力を入れると、手足の力が抜けやすいくなり、体感が安定した状態で肩の力が抜けるので、肩周りの筋肉がよくなり、力が抜けてコリが解消されるというわけです。


できたら、デスクワークの人は、30分に1回くらい座禅の姿勢を意識してとってみることで、肩こりの改善が期待できると思います。

スポンサードリンク

ポイント3:朝のおかゆで免疫力アップ!

禅寺の修行僧たちの朝食は必ずおかゆがメインになります。


おかゆで免疫力がアップする?これも驚きですね。
何故かというと、おかゆは普通のご飯と比べると水分が多いので、腸に届きやすく、便秘解消につながり、腸内フローラが保てるからです。


便秘が解消されて腸内環境がよくなると、免疫力が高まり、病気になりにくくなります。さらに、昆布や梅干と一緒に食べることで、不足するミネラルや食物繊維を摂取できますね。

ポイント4:ゴマの健康効果とは?

修行僧はよく、ゴマを料理に使います。
ある日の夕食は、ご飯、ゴマ豆腐、たくあん、油揚げとほうれん草のすまし汁。


このときの「ゴマ豆腐」もすべて手作りです。なんと、ゴマをするだけで2時間もかけています。


ゴマの健康効果というのは、ゴマの中にある“ゴマリグナン”という成分が、細胞の老化をうまく制御してくれるので若返り効果が期待できるんですね。また、ガンの予防効果もあります。


23b7a8170aedd878422f9125aa222f8d_s

“もどき料理”とは?

お寺の食事は基本精進料理なので、魚や肉は食卓に登場しないのですね。


でも、実際にうなぎを使わなくても「うなぎのかば焼き」にしか見えない料理を作ることがあります。
それが「もどき料理」と言って、今回の「うなぎのかば焼き」の場合、豆腐やレンコン、山芋などで作られています。うなぎの皮の部分は上手に海苔を使っているんですね。


人間は視覚でもだまされやすいですから、見た目がうなぎに見えると、食べてもうなぎを食べているつもりになったりします。今回の住職はもちろんご存じだったわけですが、もどき料理を全く知らない人に食べさせたら、わからないかもしれません。


精進料理はカロリーが少なく低脂肪なため、悪玉コレステロールの減少や動脈硬化の予防効果もあります。


特に精進料理にたくさん登場する豆腐は、良質なたんぱく質が多く含まれ、大豆に含まれるイソフラボンには骨を強くする効果もあります。


一見質素に見える精進料理ですが、修行僧は一食で豆腐を一丁ほど食べてしまうので、不足がちなたんぱく質もこれで補えるのでしょうね。


もどき料理に使われる山芋やレンコンには“ムチン”というぬめり成分が含まれています。この“ムチン”にはたんぱく質を効率よく消化、吸収する働きがあるため、豆腐との相性はピッタリ!とのこと。疲労回復効果も期待できます。

まとめ

健康な生活習慣を身につけるために禅寺に修行に行くのは厳しいですが、修行僧の食習慣や作務(掃除など)などのエッセンスを取り入れることはできそうですね。


実際に体験させてくれるお寺もありそうです。
その雰囲気の中で感じた空気感を持ち帰って、精神のほんの一部だけでも、どこかで実践したいものです。


最後に、川崎市内で座禅を体験させてくれるお寺を紹介します。


●曹洞宗 大乗院
神奈川県川崎市中原区今井南町247

座禅会は毎月第3土曜日の3時から開催されています。



●臨済宗 薬師院

神奈川県川崎市高津区新作3-27-1

座禅会は毎月1回日曜日に開催されています。
会費:1000円


●洞宗 秋月院
神奈川県川崎市宮前区菅生 2-28-1

第4日曜日、午前7:00より40分ほど。
http://www.syuugetuin.com/zazen/


●曹洞宗 西光寺
神奈川県川崎市麻生区黒川70

座禅会は第3土曜日の夕方に開かれています。
http://www.haruhino.com/archives/50504997.html



関連記事 >
“趣味どきっ”シリーズで“お寺の知恵拝借”という番組が始まったので見てみると、「掃除」に対しての認識がかなり変わりました。「掃除の自己啓発」のような番組です。 これを深堀したら、生き方も変わるかもしれません。
関連記事 >
滝行は長いことあこがれでした。 実は整体関連のセミナーで滝行を受けることができるのですが、まだ参加できずにいます。 今度こそは、という気持ちにさせてもらえた映像でした。
関連記事 >
“お寺の知恵拝借”は、普段の生活を見直すためのたくさんのヒントが詰め込まれています。今回は“精進料理”。 “精進料理”とは、もともとお寺の修行僧が自ら作り、食べる料理のこと。仏教では殺生(生き物の命を絶


スポンサードリンク