geralt / Pixabay

ユニバーサルデザインという言葉は以前から興味があり、バリアフリーと比べるともっと包括的な印象を持ってました。
でも、「介護服」という捉え方をする人もいるかもしれないと気になったので、最近のユニバーサルファッションについて調べてみることにしました。


でも、きっかけは近々開催される「ユニバーサルファッションショー」を知ったこと。
これについては、またあらためて書きますね。


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ユニバーサルデザインとバリアフリー

「ユニバーサルデザイン」というのは、米ノースカロライナ大学のロナルド・メイス氏が1985年に提唱した概念で、ユニバーサルデザインの7原則として取り上げられています。

1.誰でも公平に利用できる
2.使用において自由度が高い
3.使用方法が簡単にわかる
4.必要な情報がすぐに理解できる
5.ミスや危険に繋がらないようなデザイン
6.無理のない姿勢で少ない力で楽に使用できる
7.使いやすい大きさ
(コトバンクより引用)



「できるだけ多く人が利用可能であるようなデザインにする」ことが基本コンセプトということです。
つまり、障害者に限定していないところがバリアフリーとは違うということなんですね。


すると、「バリアフリー」とは?
こちらはそもそも、障害者や高齢者など社会的に弱者と言われている人たちのための施策や設備などのこと。
なので、ユニバーサルデザインはバリアフリーも全て含んだもっと大きな枠組の考え方ということでしょうか。


「バリアフリー」は目の前の不便さを改善しようとする対処療法的な方法で、「ユニバーサルデザイン」は、年齢、体型、障害のあるなしに関係なく、すべての人が便利で快適な社会を作る思想のようなものでしょうか。


「ユニバーサルファッション」とは、「年齢、体型、身体機能、障害に関係なく着られる衣服」のこと。


「ユニバーサルファッション」という言葉を最初に使ったのは、「ユニバーサルファッション協会」の発起人である鈴木淳氏ということです。
高齢者や障害のある人たちの身体機能を補う服の必要性を考えていたところ、バリアフリーの考え方ではない、「ユニバーサル」というアプローチでファッションに取り組むようになったとのこと。


つまり、体の自由がだんだんきかなくなってきた高齢者でも高齢者用の服は着たくないし、障害のある人たちも、機能だけを全面に出した服は着たくない、という希望を取り入れたファッションを追求していくことで、ファッション業界全体にも大きな波紋を投げかけているということです。


ファッションは、若くて健康で、標準体型の人たちばかりのものではないということですね。

ファッションと高齢化

日本はすでに高齢化社会になっていますが、ファッションの面から見ると、この高齢化の対応がかなり遅れているようです。
日本は若い人が中心のファッションが多いですものね。


個々の個性を優先するというよりは、ある型にはめて(9号サイズ?標準?健康・・)それ以外の人を排除するような世間の目を作っているような気にさえなります。


これから高齢化が進んでいくうえで、体型が変わってきたり、履ける靴のデザインが限られてきたりした時、少ない選択肢から選ぶのではなく、もっと大きな枠組の中から選べて、アレンジができたりすると楽しいですね。

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海外でのユニバーサルファション

日本は若者志向ですが、昔からヨーロッパは熟年志向。大人の国です。
歳を重ねるほどに充実したおしゃれができるし、それを認める社会でもあります。


アメリカなどでも、サイズのバリエーションは驚くほどたくさんあり、選択肢は豊富。高齢であろうが、障害があろうが、それとおしゃれは別、という考えです。日本だけ、どうして若年志向なんでしょうか。。


欧米の方がもともと個性を重んじる風潮があるので、ユニバーサルファッションが育ちやすいのだと思います。


でも、日本は世界でもトップクラスの高齢化社会になってきたので、これからは嫌でもファッションの多様化を目指さなければならない状況になると思います。日本人の意識も変わりつつあるのではないかと期待したいところですね。

最後に

以前から気になる活動をしている方々がいます。
「糸の詩」というボランティアグループとその代表の栗田佐穂子さん。登戸ドレスメーカー学院の方です。


ずい分前からユニバーサルファッションの活動をされていて、実際に服を作られたり、販売されたりしています。実は6月19日に、多摩市民館の会議室で「ユニバーサルファッションショー」を開催するとのこと。


私も以前から興味があったので、参加しようと思っています。
また感想などをお届けしますね。

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