今は猫を飼えない状況ですが、かつて二度、猫と暮らしていた頃を振り返ってみても、本当に楽しい時間(とき)でした。ただ存在するだけで空気を変えてしまう。


そんな猫が年を取って、だんだん体から柔軟さが少なくなっていく。
そのとき、飼い主はどんなケアをしてあげればいいのか。
今回はそんなお話です。

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いつから“シニア”猫なの?

飼い主にしてみれば、猫は年をとってもいつまでも自分の子供のようで、シニアという意識がなかなか持てません。人間のようにシワは見えないし、外見があまり変わらないので。。


でも、ちょっとウエストが太くなったかな、とか、高いところに飛び移るときに失敗することがあるとか、、気になる変化が現れるのが、10歳近くになる頃でしょうか。


7~10歳くらいだと中年期には入るでしょうが、まだまだ元気なので動きは活発です。老化の兆候はまだ表れていません。13歳前後になると、毛のツヤがなくなってきたり、動きもゆっくりとなってきます。


このあたりになると明らかにシニアの兆候が見られますね。

シニア猫はけがに気をつけよう!

人間と同じように、猫もシニアになると若い頃の反射神経ではなくなるので、階段や棚の上から落下するということも起きてきます。本人は不本意でしょうけど。


我が家にいた猫も、若いころは軽々とサイドボードの上のカゴに一回で納まったのに、亡くなる数年前には、上を見上げて何度もお尻を振って狙いを定めても、それでもだんだん飛び上がることができなくなっていきました。


そんな様子を見ていると、こちらも寂しくなってきたものです。


でも、シニアの段階に入ってきてしまった猫のために、どういう暮らし方をさせたらいいのか。
最近の猫は室内で飼うことが多いので、家の中での事故が、実は一番心配なことです。


今までは簡単にできていた棚からの飛び降りも骨折の原因になるかもしれません。


最近は、お湯の入った浴槽に転落して溺れる猫もいるそうです。パニックになって大量の水を飲んでしまうとか。


シニア猫は寒さも感じやすくなり、暖を求めて暖房器具に近づきすぎてやけどをするケースも。

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シニア猫のための室内対策とは?

猫は高いところに上ったり下りたりするのが好きなのです。シニア猫でも気持ちは同じなのですが、体力と運動神経が衰えてきたのでできなくなってしまうのですね。


だったら、高いところに上ったり下りたりしやすい工夫をしてあげることです。


例えば、

○高い場所の下にはマットを敷いて、落ちた場合のクッションにする。

○上り下りしやすいように階段状の段差をつけてあげる。

○浴槽の事故を防ぐためには、浴室に入れないように簡単にドアを開けられないようにする。

○お風呂は使い終わったら必ずお湯を抜いておく。

○電気器具でやけどをしないためには、電源を適宜オフにする。

○電気器具のたくさんある台所には入らせないようにする。

猫はもともと暖かいところが好きですが、シニアになるとより寒さを感じやすくなるため、やけどするほど接近してしまうのでしょうね。


電気器具に頼らない冬の寒さ対策としては、保温力の高い冬用のベッドを用意してあげること。


同じように、暖かい場所をいくつか用意して自分で選べるようにしてあげること(フリースや毛布を使用)。


シニア期の猫の変化とは?

シニア期に入った猫の変化でわかりやすいのは、食事や飲む水の量が減ること。
これは、代謝や嗅覚が低下することによる変化なので、できるだけ食べやすく、柔らかいものに変えたり、水飲みも容器をいくつか用意して、数か所に置くようにします。


全体的に動きがゆっくりしてきます。
これは、体力や運動神経が低下するため。活動量が減って、うとうとする時間も増えてきます。


爪とぎや毛づくろいもだんだんしなくなります。
体が硬くなってくることもあって、やりづらくなるのか、眠っている時間が多くなることもあるのか。。


行動が鈍くなるのか、トイレが間に合わないことも出てきます。
(体が硬くなって)足が上がらず、トイレの縁をまたげなくなることも。


排便や排尿が普段とどう違うか、健康管理のために排泄物のチェックを心がけましょう。
普段よりトイレでオシッコしようとする回数は多くても、実際に量が少なかったりしたら膀胱炎の疑いがあります。


排便の回数が普段より多いようだと、もしかしたら下痢をしているかも。と言うように、普段と比較してどうか、ということがとても大切です。


シニア猫の日々のケアとは?

猫はもともときれい好きなので、爪切り以外はあまり手をかけることはありません。ですが、シニア期になると、自分で清潔な状態を保つことができなくなってきます。


特に長毛種は定期的なシャンプーが欠かせませんが、シニア期の猫には体力的に負担になることが多いので、ドライシャンプーに変えていくことが望ましいです。


他にも、爪とぎの回数の減ったシニア猫には、定期的な爪切りが必要です。放置しておくと伸びた爪が巻き爪になって肉球を痛めることもあるので。


人と同じように、シニア期の猫も一度にたくさんの量は食べられなくなります。なので、食事の回数を増やし、小出しに与える工夫をします。キャットフードはウェットタイプがお勧めです。歯が弱ったり抜けてくると固いものは食べられなくなります。


ただ、ドライフードでも、すりつぶしたり煮込んだりして、食べやすいように手を加えることはできますね。


体が柔軟でなくなったシニア猫は、あまり体を屈めなくても食べられるように、容器を台の上に乗せて高さを出してあげる工夫も必要かもしれません。


最後に

シニア猫の運動量が少しずつ減っていくのは仕方のないことかもしれませんが、そのままにしておくと猫にとってもストレスとなることがあります。


できるだけ興味を引き出して、負担にならない程度に動いてもらえる工夫をすること。
こんなところにも、少しでも長く一緒に暮らしていける、シニア猫との暮らし方のポイントがあるかもしれません。

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