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「ゲンキの時間」の最初に見せてくれた写真の男性は、見た目が70代後半か80歳くらい。
でも、実際は65歳とのことでビックリでした!


歯の健康は、実際、固いものが食べられなかったりする不便さはもちろんありますが、身体や見た目にも大きくかかわってきます。
今日の番組で一番驚いたことは、歯周病菌の全身に及ぶ影響です。
身体の健康のために口腔ケアをする時代なんですね。


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口腔フローラとはどういうもの?

最近「フローラ」という言葉をよく聞くようになりました。
「腸内フローラ」は有名ですよね。


口の中ににも、腸内細菌と同じように、100億もの菌が住んでいます。種類は700にも及びます。


しかも、菌のプロポーション(比率)が健康の非常に重要なカギを握っています。
位相差顕微鏡検査で口腔内の善玉菌、悪玉菌の比率を調べると、善玉菌は丸く、悪玉菌は細長かったり、らせん状になっているのが見られます。


この悪玉菌が歯周病菌なんですね。
本来、歯の表面には善玉菌のみが付着するのですが、磨き残しで古くなると悪玉菌が吸着するようになります。


ぬめりのようなバイオフィルムを作りながら増殖していき、そのまま放置すれば歯茎に炎症を起こして歯周病に。


骨にまで影響すれば、歯が抜け落ちてしまうこともあります。想像するだけで恐ろしいですね。

歯周病の検査方法とは?

歯周病の検査は、歯周ポケット(歯茎の溝)の深さと出血具合を針状器具で調べることで、歯と歯茎の組織の具合を知ることができます。


歯と歯茎の組織が破壊され炎症が起きると、炎症性の物質が身体に悪さをすることがあります。
歯茎や虫歯から侵入した悪玉菌は、毛細血管を通り全身の血管を巡ります。歯周病菌がいったん毛細血管に入るとわずか90秒で腕にまで到達します!


悪玉菌がそのまま大動脈に入れば、動脈硬化から脳卒中、心筋梗塞になる可能性も。


臓器に入れば、炎症性の疾患。細胞の遺伝子を傷つければ、ガン。関節に入ればリュウマチなど、全身の疾患を引き起こします。


ここで、実際に歯周病から肝炎を起こした40代の女性がいます。
通常は30位の数値が、ある時200にまで上がってしまい、担当医が生活で何か変化がないか尋ねると、歯磨きをすると血がにじむとのこと。


担当医は歯医者に行くことを勧め、歯周病治療をすることに。
4か月後、数値が202→28に戻ったということでした。
これは歯周病菌の中でも超悪玉菌のジンジバリス菌が原因とのこと。


これは、唾液検査(無味のガムをかみ5分間、その後唾液を採取)することで分かります。

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口腔ケアを正しく継続することで得られること

口腔ケアは、毎食後歯を磨いているだけでは疾患を完全にコントロールすることはできないと言われています。
これはWHOも公表しているものです。


3.4か月に1回は専門的なケアを受けることを習慣にすれば、80歳になっても90歳になっても20代と変わらない状態を維持することも可能です。


実際、80代半ばになっても歯は全部で31本すべて自分の歯という方もいます。
毎食後すぐ歯磨きをする様子を見ていると、歯ブラシの種類だけで5本。目的の違う歯ブラシをすべて使いこなしています。


1回に20分くらいかけ、指で歯茎マッサージもします。近くの歯科医院と大学病院へ定期的に通っています。
こういう方もいるのですね。


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悪玉菌を撃退する3DS治療とは?

マウスピースを使った“3DS”という歯周病菌を撃退する治療法があります。


マウスピースの中に薬を入れて集中的に歯の表面・周辺に薬を輸送して、残った(悪玉の)歯周病菌をやっつける方法です。

≪3DSの治療手順≫

①徹底的な歯のクリーニングをします。
バイオフィルムには薬剤耐性があるので、除去しないと薬剤の効果が期待できないのです。

正確に薬剤を患部に届けるため、歯型を取り薬が留まるように隙間を作ります。

③薬選び
患者の口腔の状態に合わせて薬を選びます(内服薬を併用することも)。



3DSには複数回の通院が必要で、ホームケアの場合は1日2回、歯磨き後に5分つけます。


もちろん通常の歯のクリーニングでも悪玉菌は偈称しますが、3DSでは2か月後でもほぼ100%死滅します。


鶴見大学には3DS除菌外来があり、マウスピースによる治療と身体機能を目的とした検査を行っています。
検査項目:ストレス度、血管の内皮機能、体組織。


これからは、“歯から始まる全身の健康管理”の時代になるのですね。


3DSは全国で200以上の歯科で受診が可能です。費用は10万円前後(保険適用外)。

まとめ

歯が健康であるということは、身体の健康という面でも美容面でもとても重要なことです。


歯が健康であれば、なんでもおいしく食べられるし、それだけでも身体の健康を維持することができます。


そのためには日々の歯磨き、口腔ケアをホームケアとしてきちんとして、定期的に専門家のクリーニングを受け、日ごろのケアのチェックを受けることも大事ということですね。


それから歯周病菌が全身の健康にどんな影響を与えるか、知識としてきちんと知っておくことも大事なことだと思います。

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