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NHKの“団塊スタイル”で、広島在住の77歳の一人暮らしの男性の暮らしぶり、特に食生活について放送していました。


2年前に妻に先立たれ、ご自分は大きな病気をして手術もされ、まだ1年ほどだと言います。


番組では、その男性の食生活に焦点を当て、どんなものを食べているのか、実際に調理をする姿をカメラが追う形でスタートしました。食生活を心配しているのは実は、東京に暮らしている娘さんなのです。


近くに住んでいるわけではないので、病後の父親がどんな暮らしをしているのか、特に何を食べているのかは、どうしても気になるところなのでしょう。


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食欲は生きる意欲の証し?

高齢で一人暮らしをしている親の食生活を心配する家族の方は多いと思います。遠く離れている場合はなおさらです。


この番組では父親が一人になってしまって、なおかつ大きな病気をした後だということで娘さんがかなり心配されていました。


この男性のお昼ご飯を見ると、毎日ほとんど同じパターンです。パンと牛乳もしくは飲むヨーグルト。おかずは卵焼きか目玉焼き。野菜類はミニトマト(頂きもの)くらい。しかもパンは好きではないとのこと。手軽に食べられるのでパンにしているようでした。


買い物は毎日近くのスーパーに行くようです。
特にお魚が好きなようで(海に近いので)、ほとんど煮つけにされています。しかも一度に煮込んで2日がかりで食べるとのこと。


お豆腐が好きなようで毎日テーブルには登場します。
調理は台所のガスではなく、テーブルの上にコンパクトなガス代を置き、そこで調理しながら食べるスタイルです。目の前で全てできるのでこの方法が気に入っているよう。時にはフライパンから直接食べる光景も。


男性の食べている姿を見ると、本当においしそうには見えないんですね。ご本人もそう言っていました。


冷蔵庫には野菜ジュースも入っているのですが(娘さんに言われて)、これもお好きではないようで、まるで薬のような扱いです。


スーパーへの買い物以外はほとんど部屋でゴロゴロしているようで、活気が全くありません。病気になる前までは自転車が好きで結構長距離を走っていたこともあるようでした。


画面から受ける印象では、娘さんに心配をかけない程度には暮らしを保っているという感じで、とても生活を楽しんでいるようには見えません。


食欲がないのは動かないから。動かないとお腹が空かない。食べないと体力も気力もますますなくなっていく。こういう悪いスパイラルに陥ってしまうとせっかく病気を克服しても健康は取り戻せません。


食べることは生きる気力につながるんですね。
食欲を取り戻すためにはどうしたらいいのか。


ここで、高齢者の栄養と運動について研究している管理栄養士の田中史子さんが登場し、この男性の食生活を実際に検証してみることになりました。

食欲は見た目が大事!

まず、男性の食事の様子から、どこかの場面で必ず何かが欠けている、と指摘。足りない野菜類を手軽に摂る方法を実際に試してみせます。


その方法とは、じゃがいもは皮付きのまま輪切りにし、玉ねぎは適当な大きさに切り、一緒にポリ袋入れて電子レンジで加熱。その後、目玉焼きを焼いているフライパンの脇で炒める。


卵を取り出した後は、冷蔵庫の中にあったほうれん草のおひたしを一緒にフライパンに入れ、温めるだけ。それを、目玉焼き、炒め物、ミニトマト、全ての料理を1つのお皿にのせるだけなんです。


でも、緑、赤、黄色の色があると、見た目が華やかになり食欲をそそります。


栄養素をたくさん摂ろうとすると難しくなってしまうところを、色をたくさん摂ると意識することで結果的に栄養素をたくさん摂ることになる、という方法です。これならとてもわかりやすい。


大きなお皿にカラフルな食べ物が並ぶことで食欲増進になります。しかも、調理はとても簡単!


男性はこのやり方を見て、料理に対するブロックが少し外れたようでした。それは表情が明るくなったことでわかりました。

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運動を取り入れてお腹を空かせる

田中さんは、男性が買い物以外で外に出ないこと、つまり運動不足の面も考慮して、まず男性の筋力を超音波で計測しました。すると、病み上がりとは思えないほど筋肉がしっかりしています。それで、男性に室内でできる筋力アップのトレーニングを教えることにしました。


男性はもう一度自転車で「しまなみ海道」を走りたいという希望を持っていました。でも体に自信がないので自分には無理だと考えていたわけです。


そういった男性の希望を目標に変えるべく、田中さんが教授したトレーニングは少し運動不足かなと考える全ての人にも手軽にできて効果の高いお勧めのトレーニングです。

①イスの座り立ち運動
・椅子の前に立ち、足を肩幅に開く
・腕は胸の前で組む
・背筋を伸ばし、目線は真っ直ぐ前に
・椅子に軽くお尻をつけ、すぐに立ち上がる
・以上を10回繰り返す

②つま先立ち運動
・足を肩幅に開き、かかとを上げる
・1.2.3.4と数えて元に戻す
・ふくらはぎを意識して上に伸びるようなイメージ
・以上を10回繰り返す

③片足でバランスを取る
・太ももと90度にあげる(できる人はそれ以上に)
・つま先も上に向ける
・バランスを取りながら両手を横から頭上に上げ、手を3回たたく
・ゆっくり元に戻す
・左右同じように行う

※太もも、ふくらはぎ、田ランス感覚と歩くのに必要なトレーニングがすべて含まれています。

まとめ

この男性は田中さんの調理のやり方を覚えてから、ずっとその方法で調理をしていたようです。
番組の最後の方で、就職の内定の決まったお孫さんと娘さんのために鯛の料理を作っていました。


よく、妻に先立たれた男性の方が暮らしていくのに大変な思いをする、と言います。


確かにそういう面もあるかと思いますが、仕事で鍛えた頭の使い方は生活の中でも生かすことができます。その能力を生かすには、意欲をもたせること。モチベーションです。


今回、田中さんのように生活全般を見て、その人にあったアドバイスができるようなシステムが利用できるなら、女性男性関係なく多くの人が救われるのではないかと思いました。


高齢で一人暮らしをしている親の食生活が心配な娘たちだけでなく。。


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