102歳のひとり暮らしのおばあちゃまのお宅を訪問する機会がありました。

おばあちゃまはひとり暮らしですが、同居人として16歳の元ノラ(猫)ちゃんがいます。残念ながら私が部屋に入ると、窓から外に出てしまいましたが、おばあちゃまの部屋には自由に出入りしているみたいです。

おばあちゃまは少し耳が遠いだけで日常的なことはほとんどすべてご自分でしています。頭はしっかりされていて言葉も巧み。顔の表情がとても豊かです。

何しろ、全て自分でできることは自分でする、離れて暮らしている娘さんの世話にはならないと決めているようです。今は亡くなられた息子さんのお嫁さんがマンションの上の階にいて、何とか二人で行き来しながら暮らしているとのことでした。


おばあちゃまは同じマンションに住んでいた息子さんが亡くなったとき、本当なら娘さんと暮らす選択もできたようなのです。でも、そうはしませんでした。それは、息子さんのお嫁さんが日本人ではなかったため、彼女と孫娘を守りたいと言う気持ちが強かったとのこと。

二人を守る、というのがおばあちゃまの使命と感じられたのでしょう。
働き者のお嫁さんをとても大切に思っていらっしゃるのが話を伺っていても伝わってきました。

さて、偶然にも、このおばあちゃまに会う数日前にテレビの健康番組で“センテナリアン”なるものの特集を見ていました。
“センテナリアン”
私は初めて聞く言葉でした。


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センテナリアンとは?

100歳以上を超えて元気な方は“センテナリアン”を呼ばれています。
100年は一世紀。世紀は“センチュリー”ですよね。


日本は年々100歳超えの方が増え、2016年度の調査で6万5692人と発表されました。そのうちの87%が女性です(!)


先日の「ゲンキの時間」という番組で、健康長寿になれるかどうかの分かれ目について話していました。それは、体の慢性炎症を抑えられるかどうかということが重要なポイントだということです。


“慢性炎症”とはどういうことでしょうか。

“慢性炎症”と老化の関係とは?




体に起こる炎症反応のうち“急性”には、切り傷や火傷、風邪を引いたときののどの腫れなどがあり、“慢性炎症”には、ぜんそくやアトピー性皮膚炎、アレルギー性疾患などがあります。


これら慢性炎症と言われる疾患は、発症してすぐ命に係わるということはありませんが、辛い症状が長く続くことによって患部組織の本来の機能に障害をきたす可能性があるということなのです。


最近はこの慢性炎症が、ガンや動脈硬化、アルツハイマーなど加齢とともに発症する可能性の高い疾患に関わってきていることがわかってきました。
実は「老化」も、体の慢性的炎症によって症状が進行するのではないか、と考えられています。


センテナリアンの方は、この慢性炎症が通常の方の1/10という結果が出ています。

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慢性炎症を抑える食生活と運動とは?

慢性炎症を抑える食生活として、番組の中では魚を摂ることを上げています。

魚にはEPAやDHAなどオメガ3系不飽和脂肪酸が多く含まれています。これらには抗炎症成分があり、他の油分より40%も慢性炎症が抑えられるとされています。


できるだけ、動物性たんぱく質は魚を中心としたバランスの良い食生活をおすすめします。


健康寿命を極めるには、食生活ともう1つ、「運動」がありますね。
「運動」といっても激しいものではなく、日常的な散歩軽い体操くらいでも定期的に体を動かすことが大切だということです。
実際、健康で長寿の方は85歳以上の70%の人が、毎日30分以上歩いているとのこと。


前述した川崎のセンテナリアンのおばあちゃまも、ひとりでご近所を散歩されています。その時ご近所さんを訪ねておしゃべりをして、情報収集もしているようですよ。


センテナリアンの幸福感とは?

センテナリアンの方に今の気持ちを伺うと、皆さん揃って「今が一番幸せ」と言うのですね。
体は不自由なことがあっても、心境的には幸せだということなのです。


あらゆることに幸せを感じる「多幸感」。
身体機能が低下しても、80歳を過ぎると今の暮らしや人生に対して肯定する気持ちが強くなり、満足感が高まるということなのですね。


このように、年と共に変化するものごとの捉え方や考え方のことを「老年的超越」と言います。
この「老年的超越」が進むと、体の悪い部分などが気にならなくなったり、意識を置かないようになったりします。満たされている部分に気持ちが向くのですね。


センテナリアンのこういった傾向も今研究されているようです。

最後に




川崎のセンテナリアンは表情がとても豊かなおばあちゃまでした。
気持ちがしっかりしているのは、自分に使命があったと感じていたからではないかと推測します。
息子さんを亡くされてからは、自分がお嫁さんと孫を守らなくては、という気持ちが彼女の自主性を高めていたのだと思います。


それが今は、働き者のお嫁さんに見守ってもらっているという環境になり安心感につながっているようです。
お二人のほどよいバランス関係が微笑ましいですね。

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