“セルフメディケーション”という言葉を知っていますか?
意味としては、軽い病気やけがなどを医者にかかることなく自分で治療すること。
風邪を引いたときなど、すぐクリニックに行かず市販薬を飲んで治そうとすることもその一つですね。


でも、市販薬の副作用について考えたことありますか?市販薬の副作用について把握していない人が3人に1人の割合でいるそうです。


今回は、今年1月1日から始まった新しい税制“セルフメディケーション税制”についての情報をお届けします。



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セルフメディケーション税制で気を付けることは?

“セルフメディケーション税制”とは、OTC薬品(市販薬)のうち、医療用から転用された特定成分を含む医薬品を、年間1万2000円以上購入した際に、超えた部分の金額について控除を受けることができるという制度のことです。

ただ、今までの医療費控除制度と同時に利用することはできません。

以下にセルフメディケーション税制の注意点を上げます。

①特定のOTC医薬品に限る

対象となるOTC医薬品の数は1577。
同じシリーズの風邪薬でも有効成分の違いで、対象のものとそうでないものがある場合があります。対象製品にはパッケージにマークがついているので確認することができます。

控除を受けるためには、特定のOTC医薬品の購入を証明できるレシートが必要なので、レシートは必ず取っておき、確定申告まで保管します。

②健康の維持促進に努めている

セルフメディケーション税制を利用するには、健康診断や予防接種などの健康管理を行っていることが条件です。
つまり、自分の健康に関して積極的にケアしているかどうかということですね。

健康診断の結果通知書や予防接種の領収書などの提出が必要になりますので、きちっと保管しておきます。

③正しい知識で使う税制を選択する

例えば、診察・医療費対象外の商品購入費などが、8万5000円。
セルフメディケーション税制の対象商品購入が2万円。
統計105000円が一世帯当たりの一年間の医療費だとすると、従来の医療費控除を選択すると、10万5000円から10万円を引いた残りの5000円が控除対象となります。

セルフメディケーション税制を選択すると、
2万円から1万2000円を引いた8000円が控除対象になります。
この場合は、セルフメディケーション税制を利用した方が3000円お得ということですね。

セルフメディケーション税制でいくら返ってくるのか?
これからは、今までの医療費控除とセルフメディケーション税制を比較して、お得な方を選べるということ。
健康になって税金が返ってくるというチャンスを利用しない手はないということですね。


市販薬の分類と飲み合わせの注意点とは?

副作用のリスクを考慮して、市販薬は以下のように分類されています。

○要指導医療品

取扱いに十分な注意が必要。
販売の際に使用方法を説明しなければならない。
薬剤師による書面を用いた情報提供が必要。

○第1類医薬品

インターネットでの購入も可能だが、薬剤師からの情報提供が必要。
「要指導医療品」と「第1類医薬品」に関しては、薬局などでは購入者の手の届かない場所に置いてある。

○第2種医薬品

主な風邪薬や解熱剤、鎮痛剤など、日常生活で必要性の高い製品が多い。専門家からの情報提供は努力義務となっている。

○第3種医薬品

副作用、相互作用などの項目で、第1類医薬品、第2類医薬品に相当するもの以外の一般医薬品。

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処方薬と市販薬の違いとは?

処方薬は医療医薬品と呼ばれ、医師の診断に基づき治療のために使われます。

・医療用医薬品は市販薬に比べ有効成分が多いが、副作用には注意が必要。薬剤師からの指導が必要。
・市販薬は症状の緩和に使う。成分的には医療用と比べ、有効成分が少なめで作用も緩やか。

※市販薬はOTC医薬品とも呼ばれる
Over The Counter:
薬局などのカウンター越に医師の処方箋なしに買うことができる。


薬の形状の意味と飲み方の注意点

粉薬を飲みにくいと感じる人は多いと思います。
全部固形だったら飲みやすいのに、と思ったことありませんか?


でも、薬にはいろいろな工夫があるので、その形には意味があるということなんですね。
まず、粉薬はなぜ粉状なんでしょうか?
それは、時間的に少し早目に効くということなんです。


タブレット状の薬で何層にもなっているものがあります。
外側の薬が胃で溶け、内側の薬が腸で溶けることで、成分がより長く身体にとどまるように作られています。


便秘薬など腸で効果を発揮させる薬は、胃酸で溶けないためのコーティングがされています。
こういった理由により、錠剤を砕いてしまうと(そのほうが飲みやすいと考えて)、必要以上に効きすぎたり、効果が半減してしまうことも考えられるんですね。

それから、服用時間も、「食前」、「食後」、「食間」があります。
「食前」は、食事の20.30分前のこと。空腹のときですね。
「食後」は、食べ終わってから20.30分までに服用することで、薬による胃への刺激が少なくなります。
「食間」とは、食事と食事の間に飲むこと。胃が空っぽの状態のこと。


毎食後飲む薬は食事の間隔は4時間が目安。間隔が短いと効きすぎることもあります。
毎食後に飲む薬の場合、食欲がない時でも、ほんの少しだけ食べて飲むことで意を保護できます。


薬を飲むとき、あなたは何で飲んでいますか?
ですか?白湯ですか?


例えば、鉄分の入っている錠剤を緑茶で飲むと、吸収しないということが起こります。
これは、実際に錠剤を水と緑茶にそれぞれ溶かしてみたところ、緑茶の方はきれいな緑色が黒っぽく変色しました。鉄の成分と緑茶の成分が合体したための変化です。これでは体に吸収されません。


もちろん、全ての薬が吸収されにくくなるわけではありませんが、薬によって成分と飲み物が反応するものもあります。
グレープフルーツジュースは、フラノクマリンという成分が、高血圧や片頭痛、心臓病など、あらゆる薬の作用を強めてしまいます。


牛乳は、睡眠薬などの脂溶性の薬の吸収を高め、めまいなどの副作用を起こす可能性があります。
骨粗しょう症の薬の効き目も低下させます。
飲むなら2時間以上間を開けて飲むなど気を付けてください。


アルコール飲料は、薬によっては意識レベルを低下させたり、最悪の場合死にいた危険性もあります。
ほかにも、薬×水以外は危険な場合も。


なので、薬の効果を最大限に引き出すためにも、 すべての薬は、水、またはぬるま湯で飲むことをお勧めします。


最後に

“かかりつけ薬局”が増えてきているそうです。
あなたの街には“かかりつけ薬局”がありますか?


患者さんがかかっているすべての医療機関を把握し、薬の管理、体調や食事の相談、医療機関との連携を行う“かかりつけ薬局”。


お店が閉まってからも高齢者のお宅を訪問したり、電話相談を受けつけたり、24時間体制で患者さんに対応しているところもあります。
そんな“かかりつけ薬局”が全国で増えてきているそうですよ。
頼もしいですね。



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