ときどき、疲れすぎて自分の体なのに自分の体じゃないような重たさを感じることがあります。
目がショボショボ。集中力も落ち、頭の中ではやることが次々と浮かぶのに、体がついていかない。


そういう時は、思い切って早めに寝るのが一番です。
ということが正解であることを、今回、再確認しました。

疲労回復のためには、質の良い睡眠が“鍵”なんですね!?

あまりにも身近な肉体現象?なのに、実はよくわかっていなかった“疲労”の正体を、今月いっぱいで終了する“L4YOU”から新情報としてお伝えします。


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“疲労”と“自律神経”の関係とは?




「疲労とは一過性の作業効率の低下」と定義することができます。
家事などを長い時間続けていると、作業効率が下がってきたりしますよね?そういう状態が「疲労」ということなんですね。


「疲労」を感じたとき、体の中ではどんなことが起きているのでしょうか。


実は私たちが疲れた、と感じるとき、たとえば、運動したときも、デスクワークをしたときも、メンタルストレスも、すべて、体ではなく“脳”の中にある自律神経の中枢と呼ばれているところが疲れているんですね。


でも、私たちは“疲れ”を体で感じます。
その認識が、「勘違い」だというのです。


脳の自律神経の中枢を酷使すると、酸素をたくさん消費します。
酸素をたくさん消費すると、そのとき「活性酸素」というものが生まれます。
この「活性酸素」が脳の自律神経の細胞を錆びさせるというのです。


細胞が錆びると、自転車のチェーンが錆びたのと同じように本来の働きができなくなります。その結果、自律神経の機能が落ちることによって作業効率が低下してしまうことになります。


デスクワークでも家事でも、作業内容にかかわらず、脳では大量の酸素とエネルギーを消費しています。
その際に生み出されるのが“活性酸素”。
これが、やがてこれが疲労感につながっていきます。



この疲労感、女性には特に問題になる年代があります。
そう、更年期にとても影響するのですね。


更年期のときにホルモンバランスが狂い、自律神経失調症のような症状を呈することがあります。自律神経機能が更年期障害によって一時的に不安定になり、そのことによって疲れがどっとでてくるのです。


30代後半から50代にかけて女性は疲れやすくなることが多いというのは、こういうメカニズムがあるからなのですね。

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疲労を回復させるには?

では、疲労を回復させるにはどうしたらいいのでしょうか。

大事なことは、自律神経を疲れさせないこと。


自律神経に作用して非常に効果を発揮する“イミダペプチド”という成分があります。
この物質を摂取すると、脳の自律神経の中枢に活性酸素が発生して細胞が錆びるところを防いでくれます。その結果、自律神経を疲れさせにくくさせるのです。


実はこの“イミダペプチド”は、鶏の胸肉に多く含まれているのです。
面白いことに、この成分は渡り鳥の疲労メカニズム研究をきっかけに発見されたということ。この物質が、渡り鳥が何千キロも飛び続けるスタミナのもとと考えられているのですね。


では、すでに疲れを感じている人はどうしたらいいか?

やはり、疲れた自律神経を回復させてあげるしかありません。
その方法は?
ズバリ!「睡眠」しかないんですね。
しかも、「睡眠の質」が問われるのです。





快適な環境で休むこと。
寝汗をかいたり、鳥肌が立ったりしないような快適な温度をエアコンなどで保つことが大切。


もう1つ。「いびき」も“睡眠の質”に関係します。
いびきは呼吸が苦しい状況をつくっていて、酸素が入ってくる量が減ってしまうのです。その結果、脳に酸素を供給しなければいけないので、血圧や脈拍を上げてしまいます。


そうすると、運動をしているのと同じ状態になってしまうので、眠っているにもかかわらず疲れた状態が残ってしまう、というわけです。

食事で疲労を緩和するには?

ダイエットプラスの管理栄養士の中村さんが、疲れを感じる体の部位別に有効な栄養について述べています。

①目の疲れ

眼精疲労には緑黄色野菜が有効です。緑黄色野菜やくだものに含まれるβカロテンは体内でビタミンAに変わり、目の粘膜の潤いを保ち、目の乾燥を防ぐ働きがあります。

②首・肩・腰の疲れ

お勧めは“アーモンド”
アーモンドに含まれるビタミンEは、血行を促進する働きがあり、10粒で1食分のビタミンEが補えます。

③脚(ふくらはぎ)

脚の疲れには納豆が有効です。
納豆に含まれるビタミンB2は、細胞の再生を助け、損傷した筋肉の修復に役立ちます。

疲れたときに欲しくなる“甘いもの”は、摂りすぎに注意が必要ということです。
甘いものを摂りすぎるとエネルギーの代謝や細胞の修復に使われるB群がたくさん消費され、体の疲労回復を遅くするというのがその理由です。


本当の“慢性疲労症候群”を知っていますか?

“慢性疲労症候群”という言葉を聞いたことがありますか?
実は、この番組を見るまで、私は、「慢性疲労」が長く続く症状のことだと思っていました。


神経内科専門医の山村ドクターによると、「慢性疲労症候群」とは、脳の成分に対する免疫応答が異常に活性化して起こる“自己免疫病”ではないか、という議論が最近盛んになっているとのこと。


つまり、慢性疲労症候群とは、自己免疫による神経系疾患で、疲れとは全く別のメカニズムで起こる病気のことなんです。


では、なぜ「慢性疲労症候群」という名前になってしまったのか?
それは、1988年にアメリカ疾病予防管理センターによって命名されたから。
当時の医学では原因不明のため、極度の疲労によるものであると判断されたのです。


こういったことから、「慢性疲労症候群」は「なまけ病」と呼ばれ、差別された時期もあったようです。


現在は医学も進み、その名前も変わりつつあります。
最近は「慢性疲労症候群」のことを、“筋痛性脳脊髄炎”という病名が使われるようになっています。それは、この名前の方が患者の実態を反映していると考えられるからです。


最初は「疲労」から来ていると思われていた“筋痛性脳脊髄炎”は実際どんな症状なのでしょうか?

≪筋痛性脳脊髄炎(慢性疲労症候群)の主な症状≫
○半年以上にわたって続く異常な疲労感
○睡眠の異常(不眠と過眠)
○全身の痛み
○集中力低下やもの忘れ
○のどのリンパ節が腫れる



◎筋痛性脳脊髄炎の疑いがある場合、患者会や医師会などに相談し、この病気の診療で実績にある医師を探すことをお勧めします。

NPO法人筋痛性脳脊髄炎の会
https://mecfsj.wordpress.com/

まとめ

たかが“疲労”、などと軽く考えてはいけませんね。
「疲れ」として体に現れる症状の中には、重大な問題が潜んでいることがあります。


今回特に心に残ったことは、“筋痛性脳脊髄炎(慢性疲労症候群)”についてでした。
この病名が、もっと広く認識されることを願っています。


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