美術館入口


久々に“岡本太郎美術館”を訪れました。
http://www.taromuseum.jp/

今回は、“岡本太郎×建築”の企画展と、常設で“赤の衝動展”が開催されていました。


岡本太郎の好奇心は絵画だけではなく、彫刻にも、写真にも、陶器も及びます。
企画展の会場に行く途中で、太郎が裃姿でお茶をたてている写真を見て、ビックリ!興味があればどの分野でも、自分を表現することができるということなのでしょうか。


今回、岡本太郎美術館では「岡本太郎×建築」ということで、太郎と建築の関わり方を知ることができました。以前、大阪万博の「太陽の塔」について記事を書いたことがありますが、大阪万博での、丹下健三の大屋根と太郎の太陽の塔の出会いが、ふたりの初めての出会いだと勝手に思い込んでいたのが間違いだったということに気が付きました。


岡本太郎が太陽の塔に込めた思いとは?ピカソとの関係は?

丹下健三と太郎との関係は、旧都庁の壁のレリーフや東京オリンピックの国立代々木競技場の壁画があって、それが大阪万博へとつながっていくのですね。


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岡本太郎と建築家たちとの関係




今回、常設展で太郎の「赤」の作品群をたっぷり見てから企画展に入ったせいか、展示されているものに多少の違和感がありました。ほとんどが建物の設計図や模型、あとは年表ばかりなのです。


正直なところ、なんだか地味だなぁ~と感じつつも、太郎と建築家の写真を眺めたり、説明文をじっくり読んでいると、彼の当時の活動の流れが読み取れるようになるんですね。


彼ら建築家たちからどういう刺激を受けて、彼らとのかかわりから自分は何を表現をしたかったのか、いろいろ勝手な想像を膨らませたりして、不思議なことに家に帰ってから、ジワジワと企画展の意図が肚に落ちてきたのでした。


太郎が建築物そのものに関心があったかどうかは分かりません。太郎が撮る都市の写真は、建物の全体像がなかったと指摘する人もいます。太郎は、建物よりも、建物の複合性、つまり「都市」にこそ興味があったのでは、ということなのですね。

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岡本太郎の“赤”とは




岡本太郎の絵で印象に残るのは、その“原色”の色使い。特に“赤”です。
太郎が赤に執着するのは、幼少期に天狗のお面で追いかけられた思い出と、偶然遭遇した交通事故の現場の血の色が発端ではないかとのこと。


特に血の“赤”は、太陽崇拝と結びつきの強い生贄など、呪術的世界観につながっていったのではないかとされています。
今回の常設展“赤の衝動”で圧倒的な量の赤の作品群を見ているうちに、太郎の赤の強さの裏に何故か哀しみのようなものを感じてしまうのは、うがち過ぎでしょうか。



カフェでゆっくりひと休み






カフェを外から眺めたところ

最後に

ウィークデイに訪れると、ゆったりとして時間の流れを感じます。 広い空間を独り占めしているような感覚。
贅沢に時間を使った後は、美術館のカフェで太郎さんのカップでコーヒーを頂きましょう。 美術館のカフェは、カフェだけの利用も可能です。(外から入れます)

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