引用元:日本民家園
NHKの番組で「ふるカフェ系ハルさんの休日」を何度か見ていたら
多摩区桝形にある「日本民家園」へ行きたくなりました。
日本の各地から移築された農家や民家、小屋などが25棟もある日本民家園は、何度行っても新しい発見があります。
いくつかの見どころをご案内します。
日本民家園までのアクセス
電車で行く場合の最寄り駅は、小田急線「向ヶ丘遊園」が一番近いです。
それでも駅からは徒歩で15分位。向ヶ丘遊園の南口から1キロくらいの距離です。
バスだと南口のバスターミナルから溝の口駅南口行きがあり、「生田緑地口」で下車。徒歩3分です。
私は川崎から登戸までJRで1本なので、登戸で小田急線に乗り換える手間を省き、登戸から歩いて行くことが多いです。
でも、こちらだと徒歩で20分以上かかりますね。もっとかな・・?少し坂もあるので。。
もちろんバスもあります。
生田緑地口から「(藤子・F・不二雄ミュージアム経由)生田緑地」行きで、「生田緑地」下車、徒歩1分。
でも、こちらは藤子ミュージアム休館日は運休となっています。
古民家の種類と見どころ
民家園の何が好きかといって、まるごと“空気感”としか言いようがないのですが、何度か通っているうちに自分がどんな古民家が好きなのかわかってきました。
外側から見た佇まいももちろんなのですが、中に入った時の空間の雰囲気、その中で当時どんな暮らし方をしていたのかを想像すると、興味が尽きません。
先ほど、民家園には全部で25棟の古民家が移築されていると言いましたけれど、この中には、水車小屋や高倉、歌舞伎の舞台などもあります。
民家の中では農家が一番多いかもしれません。
それも地方色が色濃く、軒の深さで暮らしぶりが想像できるようです。
私のお気に入りは、作田家。漁師の網元の家です。
でも、明るく広々とした感じがあまり漁師っぽい感じがしないなあ、と思っていたら、どうも、仕事場としてはもっと海辺に近いところに漁師小屋があったようで、こちらは内陸に建てた網元さんの住宅だったのでしょうね。
二棟が続けて建っているような作りで(分棟型)居室部にある囲炉裏に存在感があります。
民家園では、毎日どこかの建物で囲炉裏に火を入れています。
床上公開といって、ボランティアの方が囲炉裏に火を入れてくださるので、自由に中に入り、火にあたってスタッフの方とお話することができます。
古民家の建物の維持のためにも、囲炉裏に定期的に火を入れることは必要なようですね。
日本民家園の”ふるカフェ”?
民家園にも期間限定で”ふるカフェ”があるようです。
川崎市の名家である「原家」の座敷で、コーヒーやお菓子などがいただけます。
これは2013年から始まった古民家カフェということで、春と秋の年2回、開店するようですよ。
香り高いコーヒーをいただきながら、原家の大黒柱をじっくりと眺めてみてください。
園内で食事をするなら、そば処“白川郷”ですね。
民家園唯一の合掌造りの建物です。
民家園に移築する前は、川崎駅前で観光料亭として利用されていたものだとのこと。
園内はかなり起伏があり、ちょうど歩き疲れた頃白川郷に立ち寄ると、ほっとすると同時に、動きたくなくなるかもしれません。
中はこんな感じです。メニューもどうぞ。
そば処”白川郷”
日本民家園で体験できること
私は以前、竹かご作りの講座を受けたことがあるのですが、
手作りに興味のある方には、参加したい講座がいくつも見つかるかもしれません。
藍染め、裂き織り、わら細工、、
季節によっても違うので、興味のある方はこちらでご確認ください。
講座
わら細工、竹細工、機織りなどの民具制作の実演もあるようです。
民具制作実演
ただ見るだけでなく、体験することができるものもたくさんあるので、
私にとっては一種アミューズメントパークのような場所です。
古民家は不思議なもので、誰にとっても懐かしさを感じさせるもの。
まだ未体験の方は、ぜひ異空間へお運びください。
最後に
全国規模で、こういう古民家を移築して集めた場所がどのくらいあるのか知りませんが、
生田緑地にある日本民家園は、全国でもかなり大規模な野外博物館ではないかと思います。
また、民家園のすぐ近くには岡本太郎美術館もあり、
少し足を伸ばせば、バラ園もあり、自然豊かな空間が広がります。
いつも自転車で駅近をウロウロしている私にとって、これが同じ川崎なのかと思うほど、嬉しい驚きにたくさん出会います。
川崎って、実に奥深い、しかも面白い。。