毎回楽しみにしている“カンブリア宮殿”
今回は、「日本の宝スペシャル」ということで、アートディレクターの佐藤可士和氏と「ジャパネットたかた」の創始者、高田明さんのダブルゲストでした。


意外な組み合わせ?なのに、お話を聞いているうちに、世の中の流れに敏感な人達は同じ方向を向いているんだと感じた1時間でした。

 スポンサードリンク

埋もれている日本文化とは?

日本は細長い島国で、北海道から沖縄まで、それぞれ食文化も違えば、言葉も違います。


特に、東京は何でも日本中のものが食べられるような気がしていますけど、実際には東京向けの地方色であったりします。本当に地元の人達が食べているようなものは、なかなか東京では手に入らないものがありますよね。

高田明さんは、ジャパネットたかたの社長の座を退いてから、「おさんぽジャパネット」という番組で日本中の知られざる名品を訪ね歩いています。


自分が見聞きした名品の数々を、体験を通して視聴者に伝えることに情熱を傾けているのです。「伝える」ことの大切さを何度も仰っていました。

今治タオルの品質の良さが、水の良さから来ているという事実を、実際にご自分が体験した“感動”として、発信しているのです。

佐藤可士和さんが参加した「有田焼再生プロジェクト」。
有田焼を世界に発信するためのプロジェクトです。


“ARITA400プロジェクト”が2016年1月に、フランスの国際見本市に参加してしいます。
佐藤可士和さんも有田焼の大皿の色付けをしていて、デザインだけではないんだ、とちょっと驚きました。


佐藤さんの大皿は、伝統の藍色の良さはそのままに、金箔?が大胆に施されていて、さすがに斬新です。


彼は、

「伝統は守っていくだけではなく、革新していって初めて続いていく。
守っていくために、攻める」

と言っています。


有田焼は、歴史的に海外の磁器メーカーに大きな影響を与えているにもかかわらず、現在生産などが低迷している状態です。


それを、技術や歴史などを踏まえて、もっと国内外に大きくアピールするポイントを探し求めているところなんですね。

スポンサードリンク

村上龍の新刊と今回のカンブリア宮殿のテーマの関係とは?

村上龍氏が新刊を出されています。
そのタイトルは、


「日本の伝統行事」

です。


カンブリア宮殿の番組の中で、村上さんは、近年のハロウィンの経済効果を指摘して、何故ハロウィンであって、七夕や日本の伝統行事ではないんだ、と自問されています。

そして、村上さんは、ディズニーランドへ向かいます。
そこには、仙台の七夕を模した、巨大な吹き流しが飾られ、“帯マウス”という帯の結び方をして浴衣を着ている女性たちがいて、パレードでは七夕の歌がアレンジされて流れています。


村上さんは、そこに、仙台の七夕に対するリスペクトを感じているようでした。


伝統が、全くそのままの形で続いていくことは難しいかもしれないけれど、伝統行事の本質を受け継いで将来につなげることができるのであれば、世界に誇る価値があると思います。

eef2d030a733d56eb54cf004abbca324_s

村上龍氏の一番気になる行事は?

村上龍氏の最新刊“日本の伝統行事”の中で、七夕にに関する記述が気になりました。

「七夕は世界一ロマンチックな行事」



ちょうど放送日が七夕の日ということもあったのかもしれませんが、村上さんがかなり“七夕”にたいして思い入れがあるように感じたのは私だけではないようですね。

村上龍氏は、日本の伝統行事は日本の資源である、ということを言っています。


ディズニーランドが年々、七夕の企画を拡大していくことに対して、可士和さんは、


「恐れずやり切る感じがすごい。それがパワーにつながっている。伝統的なものを革新していく時に、変えてはいけないところと変えていいところを見極めるのが重要。取り組む前にものすごく考えているが、そこを誤ってしまうと人を傷つけることになる。リスペクトがないとダメ」

と言っています。

これから、日本のなにを発信していくべきか?

高田明さんが、海外からの観光客の満足度について触れていました。


観光客のアンケートを取ると、定置網の漁師体験をした人たちの満足度がすごく高かったのだそうです。
漁師体験や農業体験など、これからは体験型の観光が広がるのかもしれない、とのこと。


自分が実際に体験したことは、いつまでも思い出に残りますよね。
体験をデザインする。「エクスペリエンス・デザイン」。
新しい方向性ですね。


見るだけの観光と違って、体験することには限りがない。
だとすると、日本に何度も来てくれる観光客が増えるかもしれません。

最後に

子供の頃は、お正月でも七夕でも、どういう意味があるのか考えもせずに過ごしていました。
ただ、その時が楽しければそれでよかったので。。


でも、日本に昔からあるたくさんの行事の意味や成り立ちを、今こそ知りたいと思います。


そんな村上龍さんの新刊、「日本の伝統行事」はグッドタイミングなお知らせでした!







スポンサードリンク