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沖縄は長寿の島として有名ですが、現在は全国長寿ランキングの上位には入っていないんですね。

それは、戦後、米軍の統治下にあったこともあり、食の欧米化が進んでしまったことなどの影響もあったのではないかとのこと。
健康長寿の島が、ここ最近は平均寿命も他の県に抜かれている状態なのです。


県としては3000万もの予算を投じて、沖縄の昔ながらの健康食材を生かして、「健康長寿の島」という名目を取り戻したいという展望があるようです。


では、沖縄の健康長寿のためのスーパーフードを改めてご紹介します!


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シークヮーサーは美肌と長寿に効く!?

まず1つ目は“シークヮーサー”です。
シークヮーサーの産地、名護市勝山地区は酸性の土壌のため、栄養満点のシークヮサーがほぼ野生で育っています。
生命力の強い植物です。


シークヮーサーの青果は酸味が強く栄養が豊富
黄色く完熟すると、甘みが強くなるが、栄養価は少なくなります。


地元では、シークヮーサーの蜂蜜漬けを作っておいて、そのまま食べたり、ソーメンなどに入れたりして利用しているようです。


シークヮーサーには、クエン酸が豊富に含まれ、独自の英油成分である“ノビオチン”という成分が含まれています。

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この“ノビオチン”はポリフェノールの一種で、シミの原因となるメラニンを抑制する働きがあり、美白効果があります。そのため、シークヮーサーエキスを使った化粧品の研究も進められています。


シークヮーサーは普通、その汁を絞って利用することが多いのですが、昔は皮や種は豚のえさになっていたとのこと。それを食べた豚が非常に元気になる、ということが今に伝えられています。
つまり、皮や種にも栄養成分があるということですね。


シークヮーサーは、沖縄の強い紫外線で皮にたくさんのポリフェノールが集中しているので、他のかんきつ類の400倍も含まれています。皮ごと食べるということは、その膨大なポリフェノールの抗酸化力で、体全体の老化防止の効果が期待できますね。

他にも、内臓脂肪を減らしたり、脳機能の改善にも効果があります。

沖縄のもずくは濃さが違う!?

2つ目は“もずく”です。
“もずく”には、昔から体調を良くする効果があることは知られていましたが、もずくの中に含まれている“フコイダン”が、糖やコレステロールの吸収をゆっくりにして、動脈硬化や脳卒中、心筋梗塞の予防として期待されています。


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もずくには、ミネラル成分、特にカルシウムが多く含まれ、葉酸も多くあります。沖縄の人たちは、一日一杯のもずくを食べることで、長寿を支えてきた歴史があるんですね。


もずくも料理次第で飽きずにおいしく食べられますよ。
もずく酢、もずく丼、もずくの天ぷら、味噌汁に加えたり、おそばの代わりにそばつゆで食べたりします。
もずくをシークヮーサーで和えて食べれば、沖縄のスーパーフードを2つ同時に摂ることができますね。

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さとうきびごはんでダイエットに挑戦!

3つ目、最後は“さとうきびごはん”です。
さとうきびごはんは、さとうきびの搾りかすから作られる、食物繊維の固まりのようなものです。
この搾りかすのことを「バガス」と言い、2つの工程を経て作られるんですね。


まず、さとうきびの搾りかす(バガス)を水蒸気の熱と圧力で爆砕して、固い繊維を細かく柔らかくします。
それから、しょう油麹菌を混ぜて発酵させ、繊維質を分解するわけです。


さとうきびは、残った搾りかすこそ、栄養がたくさん詰まっているんですね。
レタスの49倍の食物繊維があり、普通の食物繊維の2.5倍、油を吸着する力があります。

使い方は、炊きあがったご飯に混ぜたり、炊き込みにしたり、ごはん系の料理に合わせると相性がいいようです。


麹菌で発酵させたことで作られた“フェルラ酸”には、非常に注目される効果として、認知症の予防、進行を抑える効果があるとされています。物忘れの進行を予防したり、認知症の周辺症状として、抑うつ、元気がない、気分が落ち着かない、などの症状を緩和することが注目されています。


“フェルラ酸”は植物の細胞壁などに含まれる“ポリフェノール”のことで、脳の血流が増えることが証明されています。

県の担当者の話によると、肥満率全国1位になってしまった沖縄を、このさとうきびバガスを普及させることによって、肥満率を低減させ、“バガス”をもっと広めたい意向のようでした。


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まとめ

沖縄スーパーフード協会理事長の西大八重子さんの話によると、沖縄の伝統的な食材を改めて分析してみると、栄養価の高い食材ばかりで、まさに“スーパーフード”と呼ぶにふさわしい食材だと分かったとのことです。


「ヌチグスイ」という沖縄の言葉は「命の薬」という意味だとのこと。
沖縄の伝統的な食材はまさに「ヌチグスイ」ばかりだったようですね。


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