50代からのひとり暮らし 生活力は工夫次第!体力に合わせた暮らし方とは?

生活

元気な時はひとり暮らしを謳歌していても、いざ病気やけがなどをしてしまうと急にひとりでいることが不安になるものです。一度でもそういう経験をした人は特に感じることがあると思います。

先日,NHKで放送されたひとり暮らしの特集は、特に高齢者を対象にしていましたが、コメンテーターとして出演されていた岸本葉子さんは55歳。20代の頃からひとり暮らしをされています。

彼女の発言は、50代からは特に意識して、いざというときのことを考えて暮らしを工夫することを示唆しています。

ひとり暮らしの不安・困ったこととは?

ひとり暮らしの不安や困ったことは、

1.急病や大けがをしたとき
2.孤独死・突然死
3.高いところにあるものや重いもの
4.防犯・災害

岸本さんは、ご自分が何度か大病をした経験から、「もしもの時用セット」というものを用意しているとのこと。

このセットの中には、近くの医療機関の連絡先、財布、経口補水液、携帯電話、老眼鏡などを入れています。

この「老眼鏡」は、自分で医療機関に電話するとき、実際にメガネがなくて電話番号を読み取れなかったという体験があったからということです。

他にも、大きな病院以外に、歩いて行ける範囲内にかかりつけ医がいると心強いということがあります。

岸本さんの話の中で、パジャマは新しいものを着る、というのがありました。
あまりにもくたびれたものを常日頃着ていると、いざというとき恥ずかしい思いをするということなのでしょう。

以前知り合いが、外出するときは新しい下着を着ると言っていたことがあります。もし外出して交通事故に合ったとき、担ぎ込まれた病院で恥ずかしい思いをしたくないから、という理由でした。

暮らし方を工夫する

普段の暮らしの中でも、地震の時に簡単に棚から物が落ちてきたりしないように扉に工夫するとか、タンスや本棚が倒れないよう突っ張り棒をセットする、テーブルなどが移動しないように粘着マットを敷くなど、工夫のしどころはたくさんありますね。

50代ともなると、若い頃のような反射神経は失われていきます。廊下に物を置いてつまずいたりしないように。

岸本さんはスリッパもやめたようです。これも転倒予防ですね。代わりに靴下を履くようにしているとか。
高齢になるとだんだん歩くときにつま先が上がらなくなるので、転倒予防としては良いことだと思いますが、50代の岸本さんがすでにされているとは、ちょっと驚きました。

それから、暮らし方の工夫というのではないのですが、岸本さんは、筋肉をある程度鍛えておくことが必要と言っていました。5年間実父の介護をされていた時、車椅子からトイレの便座に移動するときも、ももに筋肉があれば自ら移動することができると言うのです。

こういうことは経験者でなければ語れないことだと思います。

災害時用の備蓄についても、2ℓのお水のボトルを定期的に購入するのだそうですが、ソファーの後ろにずらっと並べてあって、実際に自宅用として消費しているようです。少なくなればまた購入するということですね。

これは食料品にも言えることです。少しずつ消費して、また購入するという方がお水も食料品も新鮮です。

用意するだけしていつ購入したかも忘れるくらい古いものだと、もし実際に必要になったとき不安ですよね。

備蓄の食料品をいつも意識している生活の方が、災害に対する心構えにも通ずると思います。

暮らしの工夫には、もうひとり、生活研究家の阿部絢子さんが登場します。阿部さんは、領収書をわかりやすく仕分けるやり方や、収納を手の届く範囲にすること。調理器具なども軽いものへ替えたことなどを、自分の体験から提案されていました。

一番気になったことは、覚書として「願い書」を書かれていたこと。
「願い書」とは、自分が急病や大けがをしたとき、自分の希望を書いたもの。

自分の考えをどうしてほしいか、その最終選択をじぶんがしたということ。そこが大事だのだと阿部さんは言います。それを書くことによって、すごく心が落ち着いて不安が消えていったとのこと。

これは、エンディングノートとは違うものです。エンディングノートとは、亡くなった後のこと。
そうではなく、まだ生きている自分が、ひとりで生活できなくなった時、どうするか。
それを、元気な時に書いておくことで、残りの自分の人生を充実して過ごすことができるというのです。

近所のコミュニティを大事にする

大田区に、「茶卓」という助け合いグループがあります。
庭の手入れや家具の移動、草取りから電球の交換まで、自分の手に負えないことをお願いすることができます。
1時間500円でグループの方にやってもらえます。ひとり暮らしには強い味方ですね。

こういうグループが最近は増えてきているように感じます。
それぞれの地域で参加できるボランティアグループなどから、自分に合いそうなコミュニティを探してみるのもいいかもしれません。

川崎にもきっかけを作ってくれそうな団体がいくつかあります。

認定NPO法人 かわさき市民アカデミー
http://npoacademy.jp/

NPO法人 かわさき創造プロジェクト
http://kawasaki-sozo.net/

社会福祉法人 川崎市川崎区社会福祉協議会
http://www.kawasaki-shakyo.jp/kawasaki/index.cgi

川崎市生涯学習財団
http://www.kpal.or.jp/

ご参考までに。

まとめ

岸本さんが、ひとり暮らしの不安について語っていました。

「病気になったらどうしよう?お金が無くなったらどうしよう?
ただそれは、ひとりだから不安なのではなく、年を取っていくこと、大げさに言えば、生きていくことに付きまとう誰もが抱える不安だと思うので、特にそれをひとりだから、ということに結び付けて考えてはいません」

家族がいても夫や子供たちがいても、何か起こったときは、ひとりかもしれません。
そのとき自分はどうしたいのか。

健康なときにこそ、考えておきたいですね。

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